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千住文子作品

千住家の教育白書

千住家の教育白書/千住文子 著


子供は親のものではないんだ。将来どんなことをやっても自由なんだよ…。夫の励ましを 胸に、母は子供たちと本気で向かい合った。それぞれの豊かな感性に時に戸惑いながらも、 同じ目線で感動を分かち合い、悩み、悲しみ、ともに喜ぶ。やがて長男・博は日本画、次 男・明は作曲、そして娘・真理子はヴァイオリンに自らの道を見出して…。三人の“世界 的芸術家”を育てた母の記録。 (裏表紙より)

三人の芸術家を育てた母の記録を描いたものですが、英才教育や芸術家にするためのノウ ハウなどとは違います。いかに愛情を注いできたのか、信じて見守り続けてきたのか、全 編を通じて理想の家族の形がここにあります。

母である文子さんは、子供と一緒に悩み、喜び、全力で向かい合っていることが文面から 伝わってきます。そして家族が悩み戸惑っている時に、的確な助言と揺ぎない信念を持っ た父も素晴らしい。この父の言葉はずっと家族の中で生き続け、心の肥やしになっている ことでしょう。

愛情は生きていくためのエネルギーとなります。信頼されることは、つまづいた時に起き 上がる原動力となります。ヴァイオリンのコンクールに奮闘する姿、大学受験、祖父母の 介護、どんな時も家族は心を一つにし乗り越えていく。この本は愛情が何より大切だとい うことを教えてくれます。

→著者別[ノンフィクション]
→ジャンル別[エッセイ・ノンフィクション]


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