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黒柳徹子作品

窓ぎわのトットちゃん

窓ぎわのトットちゃん/黒柳徹子 著


この本は、黒柳徹子さんが、幼少の時に通っていた学校のことを描いた自伝的エ ッセイです。小学校1年で前の学校を退学、そしてトモエ学園にやってくるのです が、この学校ちょっと変わってます。
席順は決められてなくて、毎日好きなところに座っていいということ。 時間割はなく、毎日好きな科目からはじめていいところ。 午後からは、散歩をしたり、植物を観察したり。
お昼は、講堂でみんなで丸くなって食べて、真ん中に出て誰かがおしゃべりすると ころ。

好奇心旺盛で、おしゃまなトットちゃん。トットちゃんのキラキラ光る瞳や、ピョンピョ ン飛び跳ねている様子が目に浮かび、可愛らしいと思った。
学校のある駅に着くと、一目散に電車から飛び出したり、おさげやブルマに憧れた り、洋服や、パンツまでもビリビリに破けて帰ってきたり。元気いっぱいで、伸び伸 びとしていて楽しそう。

そして、校長先生の暖かいこと。子供たちにたっぷりの愛情を注ぎ、信頼し、個性 を伸ばすような教育をしています。 子供って、時にみていられなくなるようなハラハラすることをしますが、すぐに叱って 止めたりしちゃだめなんですよね。せっかくの好奇心を奪うことになってしまう。

トモエ学園にやってきたトットちゃんの話を、4時間も聞いてくれた校長先生。 こんな大人は本当になかなかいないと思う。
ちゃんと自分に関心をもってくれたこと、いっぱいほめてくれたこと。それは、どれだ け子供たちに自信と勇気を与えたことでしょう。子供たちはこんな先生が大好き で、学校も大好きなのです。

→著者別[ノンフィクション]
→ジャンル別[エッセイ・ノンフィクション]


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