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ジュリー・R.ディーヴァー作品

わたしが消えた夜

わたしが消えた夜/ジュリー・R.ディーヴァー 著


カリフォリニアの高校に通うジェイミーは、学校に馴染めず、サボってばかりいる。
9歳の時から、ずっと友達であるウェブと、毎日時間を過ごす。
ウェブとの時間はとっても楽しい時間。なんでも通じ合える仲なのだ。
そんな時に母と過ごすため、カリフォルニアを離れ、シカゴに行かなければならない。
ウェブとは、最初はただの知り合いだった。それから友達になり、今は友達以上に なりつつある。ずっと一緒にいたいのに、こんな時に離ればなれになるなんて……

シカゴについたその日から、ジェイミーはウェブの白昼夢をみるようになる。
突然意識がなくなる恐怖。ウェブとの時間はあまりにもリアルで、どんどんそちらの世界に引っ張られていく。吸い込まれて、封じ込められてしまう。
急に現実から切り離されてどこかへ行ってしまうなんて、考えただけで恐ろしいこと。いつそれがやってくるかもわからない。自分の意思ではどうすることもできないのだ。

なぜこんなことが起こるのか。ジェイミーの忘れていた過去が明らかになっていく。 こんなことがあったなんて。こんなことをたった1人で抱えてたのね。心の奥深く封 じ込めていたのね。それがわかった時、ただただ胸が痛むのだ。
ジェイミーを支えた友達や、精神科医の先生。ジェイミーの受けた傷を知り、一緒に 乗り越えようとする母。
ようやく現実の世界に目を向けられるようになったジェイミー。
周りにいる優しい人達。心細いけれど、この人達がいれば大丈夫。
長い長い霧の中からやっと抜け出し、一安心。

→著者別[海外小説]
→ジャンル別[ミステリー・サスペンス]


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