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絵本(国内)

『鍵穴の花園』 樋上公実子 著

『鍵穴の花園』 樋上公実子 著


禁じられても覗かずにはいられない、この上なく美しいものに惹かれる気持ち…。耽美的 でエロティックな大人の絵本。デビューから現在に至るまでの代表作を集めた愛蔵版。 (「MARC」データベースより)

ページをめくる度、飛び込んでくる美女たちのあられもない姿。秘密の部屋の扉を、一度 開けてしまうと、みてはいけないと思いつつも影からこっそりと伺い、魅入ってしまう。
ガーターベルト、蝶、眼帯、人魚、女王様……幻想的で色彩豊かな絵は、どれもがエロテ ィックで、おとぎの世界を漂っているみたい。

妖艶な魔法に吸い寄せられるように美女に群がる蝶たち。診察台や手術台、標本に至るま であらゆる所に捕らえられた美女たちは、艶かしくドキリとする。
胸の谷間を覗かせた衣装に身を包む看護婦、眼帯をつけて無表情に佇む看護婦。その表情 はどれもが冷たく、じっとみつめる視線に、思わず息を飲んでしまう。

とりわけ一番好きなのは、人魚になった美女と金魚たちの絵。海の底に広がる海藻と辺り に施された装飾の数々。飛びっきり大きな金魚たちは、人魚に心奪われてしまったようです。

→著者別[国内小説]
→ジャンル別[児童文学・絵本]
→テーマ別[エロティック]


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