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モチーフ3

ここでは、特定のモチーフを元に描かれている作品を紹介していきます。

「モチーフ3」は、「色」「絵画」「花」があります。

キーワード:テーマ別、本の感想、モチーフ、小説、題材

色彩の息子
著者:山田詠美
モチーフ:色

しっとりとぼくの体にまとわりつく真っ赤な声の染み(赤)。夜明けの孤独を泳ぐようにかきわける青白い顔の女(青)。病んで忌まわしい白い心の病室に、鍵をかけ封印してきた女(白)。金赤青紫白緑橙黄灰茶黒銀に偏光しながら、心のカンヴァスを妖しく彩る12色の短編タペストリー。

貴婦人と一角獣
著者:トレイシー・シュヴァリエ
モチーフ:絵画

「貴婦人と一角獣」は、6枚の連作タピスリーをモチーフにした物語です。貴族ジャン・ル・ヴィストの屋敷で図案を依頼される絵師ニコラ。ジャンの奥方・娘クロード・織師ジョルジュやその娘アリエノール・職人たちなど章ごとに視点が変わるので、絡み合う人間模様がよくわかります。

真珠の耳飾りの少女
著者:トレイシー・シュヴァリエ
モチーフ:絵画

父親が失明し職を失ったため、フェルメール家に女中として奉公することになった16歳の少女フリート。フェルメールの絵をモチーフに、のちに絵のモデルとなるフリートの視点から日々を綴った架空の物語です。

ヒヤシンス・ブルーの少女
著者:スーザン・ヴリーランド
モチーフ:絵画

1枚のフェルメール作と思われる名画と、それにまつわる人々を描いた物語です。8つの短編になっていて、現在の所有者から始まり、前の所有者へ、だんだんと過去に辿っていき、最後は絵に描かれた少女が登場します。

いっぽん桜
著者:山本一力
モチーフ:花

仕事ひと筋で、娘に構ってやれずにきた。せめて嫁ぐまでの数年、娘と存分に花見がしたい。ひそかな願いを込めて庭に植えた一本の桜はしかし、毎年咲く桜ではなかった。そこへ突然訪れた、早すぎる「定年」…。陽春の光そそぐ桜、土佐湾の風に揺れる萩、立春のいまだ冷たい空気に佇むすいかずら……

花が咲く頃いた君と
著者:豊島ミホ
モチーフ:花

大切な思い出の中にその花はあった。花をみて、季節の終わりと失ってしまった時間を感じたり、大好きだった人の言葉を懐かしんだり、好きな人を花にみたてたり。大切な人を思うとき、花と共に風景が蘇ってくる。4つの短編のどれもが、花をモチーフに描かれています。

末枯れの花守り
著者:菅浩江
モチーフ:花

初めて植えた朝顔に、男への思いを託す今日子。最初の一輪が咲いた時に知り合った、圭次郎から連絡が絶えてひと月になる。彼女の心が限界に近づいた頃、永世姫、常世姫と名のる艶やかな和装姿の女たちがやってきた。「異界の花と化し、永遠の命を与えよう」という申し出は、今日子の心を動かす。

わたしのラベンダー物語
著者:富田忠雄/ジャンル:エッセイ
モチーフ:花

“ハーブの女王”と呼ばれるラベンダーに富田忠雄が魅せられたのは昭和28年、21歳のとき。以来、十勝岳連峰を見やる富良野の広大な畑でラベンダーひとすじに働いてきた。日本一有名になった花農場「ファーム富田」には、紫の花の香りに誘われて毎年百万人もの観光客が訪れる。著者撮影のカラー写真で農場の美しい四季を紹介。

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