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山岳・海洋・航空小説

その迫力、ダイナミックさ!山の魅力と怖さを描いた山岳小説は、山に登ったことがなくても、充分に伝わってきます。

海洋小説は、海に生きるクジラの物語、船上で繰り広げられるスリルたっぷりのお話などがあります。

航空小説は、操縦席がどうなっているとか、機内の張り詰めた空気など緊迫感とスピード感が満点です。
航空事故を扱ったノンフィクションは、その時の緊張感、機長の人柄がよく伝わってくる素敵な一冊なのでした。

キーワード:テーマ別、本の感想、山岳・海洋・航空小説、ノンフィクション


山岳小説

還るべき場所
著者:笹本稜平

恋人を山で失った主人公・矢代翔平。過去の悲しみを乗り越えるため、再びK2へと戻ってきた。標高8,000メートルを超える高所での描写は、ダイナミックでこちらも息が詰まりそうになる。目を開けているのも大変なブリザードの中では、上下、左右などの方向感覚を失う。

灰色の北壁
著者:真保裕一

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。死と背中合わせの北陸を、たった一人で制覇した天才クライマー。その偉業に疑問を投じる、一編のノンフィクションに封印された真実とは…。表題作の他に「黒部の羆」「雪の慰霊碑」を収録。新田次郎文学賞を受賞した山岳ミステリー集。

冬のデナリ
著者:西前四郎/ジャンル:ノンフィクション

真冬のアラスカ、五カ国から集まった八人の男たちがデナリ峰を一歩一歩登って行きました。零下50度。風速50メートル。高度6000メートル、酸素量は平地の半分。日照時間7時間、あとは闇とオーロラ。暴風雪。そこは人類にとって未知の領域でした。

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海洋小説

パイの物語
著者:ヤン・マーテル

1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、動物たちを連れカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。

クジラの歌
著者:ロバート・シーゲル
このシリーズは全3部作あります。

海のように果てしなく広がる紺碧の空、アホウドリのように風をはらんで飛ぶ白雲、波間の光。こんな美しい風景が辺り一面に広がり、水面で動き回っている様子がとっても楽しそう。どこまでも続く広大な海を、一緒に泳いでいるような気分になります。

シャーロット・ドイルの告白
著者:アヴィ

人はなんの前触れもなく恐ろしい事態に直面し、すぐに答えを見つけださなきゃいけない時どのような心理状態になるのだろう。混乱、激しい動悸、事態が飲み込めなくて目が回る思いなのではないだろうか。この本の主人公のシャーロットも、たった一人で船に乗り込み、冷酷な船長への復讐計画に巻き込まれてしまいます。

遠い海から来たCOO
著者:景山民夫

海洋生物学者の父とフィジー諸島パゴパゴ島に暮らす12歳の洋介。ある日、洋介はひとつの生命体をみつける。それは、絶滅したと思われていたプレシオザウルスの子供だった。初めて目を開けた時にみた相手が洋介だったことから、この生命体は洋介を母親だと思うようになる。

海の上のピアニスト
著者:アレッサンドロ・バリッコ

海の上で生まれ、一度も船を降りたことのなかった天才ピアニストの伝説。彼が弾くのは、いまだかつてこの世に存在せず、ひとたび彼がピアノから離れると、もうどこにも存在しない音楽だった。

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航空小説

パイロット・イン・コマンド
著者:内田幹樹

ロンドン発202便は、飛行機好きの小学生、護送される国際犯罪者など、様々な人々を日本へと運んでいた。だが成田が近づいたその時、突如、第二エンジンが炎上!機長ふたりも倒れてしまう。乗員乗客の命は、副操縦士の江波が預かることに。経験不足のパイロットは、傷ついたジャンボを無事着陸させられるのか?

機長、究極の決断
著者:C・サレンバーガー/ジャンル:ノンフィクション

二〇〇九年一月一五日、ニューヨークのラガーディア空港を離陸して上昇中にカナダガンの群れに衝突、両エンジンが破壊されマンハッタン島西側のハドソン川に緊急着水したUS エア1549便の航空事故は、乗員乗客全員が助かったことから「ハドソン川の奇跡」と呼ばれた。

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