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エロティック

エロティックな小説を集めてみました。

ここで紹介する本は、大きく分けて3つあります。
1. エロティシズムをテーマに書かれた本
2. 性描写の多いもの
3. 性描写はそれほど多くないのに、漂う気配が官能的なもの。

幻想的なもの、女性の視点で書かれた官能美、とろけそうなほど濃密な大人の情事、しとやかで甘美なもの
あなたはどんな性愛を覗いてみたいですか。

キーワード:テーマ別、本の感想、エロティック、性描写

鍵穴の花園
著者:樋上公実子/ジャンル:絵本

禁じられても覗かずにはいられない、この上なく美しいものに惹かれる気持ち…。耽美的でエロティックな大人の絵本。デビューから現在に至るまでの代表作を集めた愛蔵版。ページをめくる度、飛び込んでくる美女たちのあられもない姿。秘密の部屋の扉を、一度開けてしまうと、みてはいけないと思いつつも影からこっそりと伺い、魅入ってしまう。

白蝶花(はくちょうばな)
著者:宮木あや子

戦前、戦中、戦後、現代と4つの章からなり、前作で登場した人物が脇役になっていたりと、どこかで繋がっている。激動の時代、好いてもいない相手と一緒になり生涯を共にしなければならない運命、生き抜くために遠い地へ逃げ新境地を開いた女、愛する人の子を生むために、一人旅立つ少女・・・・・・

裁縫師
著者:小池昌代

広大なお屋敷の鬱蒼とした庭の離れに、アトリエを構えるひとりの裁縫師。彼は、富豪のお抱えとも、息子だとも、愛人だとも噂されていた。ある日、9歳の「わたし」は、自分の服をあつらえてもらうために、母に連れられて裁縫師のもとを訪れる。採寸され、数日後にひとりアトリエを訪れた「わたし」だったが…。

13のエロチカ
著者:坂東真砂子

日常世界の中でふと垣間見てしまった性の秘密に戸惑いながら、大人への階段を昇ってゆく少女の姿を描いた「世界の真ん中」。村祭りで出会った見知らぬ年上女性に誘惑され、熱く夢のような一夜を迎える少年の心情に迫った「ホップ・ステップ」etc。

小鳥たち
著者:アナイス・ニン

13編からなるエロティックな短編集です。エロティックとはいっても、淫らで下品なものとは違います。上品で優雅、幻想的なのです。美しく並べられた言葉の数々は、想像を掻き立て、胸を高鳴らせます。

花宵道中
著者:宮木あや子

江戸の吉原を舞台に遊女たちの悲恋を綴った物語です。5編からなる連作短編になっていて、最初脇役だった人が主役になったりして、人物のつながりや生い立ちがみえてくる。遊郭のしきたりや、暮らしぶり、女同士の友情、男女の交わりなど細やかに描かれています。

邪恋
著者:藤田宜永

義肢装具士の笹森は友人の医師・智久の依頼を受け、下肢を失った美弥子の義足を製作する。自殺未遂か、事故か、下肢切断の理由を語らず、義足をつけることも頑なに拒む美弥子。静かな諦念に彩られたその風情に笹森は惹かれてゆくが、そんな彼には秘密の愛人がおり、美弥子にもまた…。

とける、とろける
著者:唯川恵

予期せぬ恋に落ちてしまった人妻理佐。誰にも内緒の素敵な恋人をもつ千寿。年下の同僚に恋してしまった正子etc.9人の女たちの秘められた切ない性愛を描く、著者初の恋愛官能小説集。

ひるの幻 よるの夢
著者:小池真理子

不能老人の持つ乾いた匂い、義理の息子への激しい肉欲、美に執着する醜い男、異端の老作家の癒しがたい孤独、年下の青年の「手」の感触に惹かれる中年女性…。性愛だけではない、男女のひそやかなエロティシズムの世界を描いた六篇を収める。官能の世界を描き続けてきた著者のエッセンスを凝縮した短篇集。

ひぐらし荘の女主人
著者:小池真理子

ひぐらし鳴き乱れる北鎌倉の屋敷にひっそり暮らす若き女主人。彼女に魅了された男は請われるがまま、悪に手をそめることになる。魔性の女に翻弄される男を待ち受ける思いがけない結末。表題作「ひぐらし荘の女主人」。ほかに、禁断の恋を描く「花ざかりの家」、飼育願望の極致「彼なりの美学」。匂い立つ美と官能の饗宴、鮮やかなラストの反転。極上を味わう自選短篇集。

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