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乙女のための本

乙女のための本とは、主に少女が主人公のもの、少女の成長物語、乙女チックな本などです。

空想好きな少女・夢見る乙女・清らか・瑞々しい・初々しい、そして愛らしい少女。
多様な少女たちは、どれもが懐かしく私の胸をキュンとさせる。

少女の残酷さ、儚さ、フッと大人びる瞬間――大人へと一歩ずつ近づいていく乙女の物語です。

キーワード:テーマ別、本の感想、乙女のための本、小説

秘密の花園
著者:三浦しをん

私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう?カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。

七つの蕾
著者:松田瓊子

この本は、7人の少年少女たちの生き生きとした日常を描いた物語です。まず珍しいのが、本のカタチ。単行本ということですが、正方形になっていて開くと普通の本よりも横に長いです。ページの上下にはお花の絵があしらわれていて、可愛い作りとなっています。

真珠の耳飾りの少女
著者:トレイシー・シュヴァリエ

父親が失明し職を失ったため、フェルメール家に女中として奉公することになった16歳の少女フリート。フェルメールの絵をモチーフに、のちに絵のモデルとなるフリートの視点から日々を綴った架空の物語です。

オデット
著者:ロナルド・ファーバンク

無垢な少女オデッドは、灰色の古城で大人たちに守られ裕福に暮らしていた。はるか彼方には、芳しいリンデンの樹が立ち並び、うねうねと流れるロワール川に、エメラルド色の葡萄畑。煌めくその世界は、ため息がでるほど美しく夢の中にいるみたい。

悲しみよこんにちは
著者:フランソワーズ・サガン

高校生のセシルは、夏休みに父と2人で別荘で過ごしていた。 そこへ亡き母の友人であるアンヌが訪れる。父とアンヌが結婚するとつげられた時、父が遠くなったように感じる。2人が自分の届くことのできないところにいるのだと感じる。

丘の上のカシの木
著者:セシル・ディ・ルイス

こはく色の木もれ陽を裸いっぱいに浴びて、深い森のなかで祈りをささげる少女。丘の上のカシの木だけが、多感な少女アンナの恋のめざめを知っている。父親と二人暮らしのアンナの孤独な生活に、突然あらわれた美貌の兄妹と、時代への激しい怒りに燃える青年スティーヴ……。

放課後の音符
著者:山田詠美

まだ恋をしていない人、片思いの人、早く大人になりたい人、そんな人達におすすめの本です。 恋を知らなかった頃は、小説やドラマの中の恋愛しか思い浮かべることができなかった。 でも、この小説はそんな作られたお話なんかじゃなくて、身近な友達のお話を聞いてるみたい。恋をして、どんどんキレイになっていく友達を側でみているみたい。

リリィ、はちみつ色の夏
著者:スー・モンク・キッド

横暴な父から逃れるため、家を飛び出した14歳のリリィ。4歳で亡くした母のおぼろげな記憶、心の空洞、深い悲しみ。たどりついたのは、養蜂家の3姉妹の家だった。 サウスカロライナの美しい風景と、蜂が飛び回る音、心地よい風がこっちにまで伝わってきそう。

蛇行する川のほとり
著者:恩田陸

演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。

日本の名随筆 別巻 86 少女
著者:山田詠美(編)/ジャンル:随筆(アンソロジー)

少女をテーマにした随筆集です。少女時代の想い出や、男性からみた少女など36編。 「少女」と聞くと、私の少女時代やいくつかの小説が浮かんでくるのだけど、そのどれとも趣向が異なり、それぞれ違った味わいがあります。

東郷青児
著者:野崎泉/ジャンル:画集

東郷青児とは、ロマンティックで抒情的な美人画で知られる画家です。その活躍は、画家としてだけでなく、洋菓子店の包み紙、マッチ箱、化粧品のパッケージ、本の装丁など、私たちの身近にある品々も数多くデザインされています。この本は、そんな青児のデザインした作品たちを紹介しています。

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